タナカシゲルの仮想通貨ブログ

仮想通貨ブロガー・投資家。IT→保険業界へ転身、保険系ブロックチェーンを中心に呟く。あとは個人的な雑記など。内容や更新頻度などは期待しないで。

最近話題のビットコイン。始め方は?投資対象になるの?

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『ビットコインって最近話題になってるけどそもそもなんなのさ!?』

 

『言葉しか聞いたことない!少し怪しそうなんだけどー』

 

『知らん、全くノータッチ!』

 

こんな人もたくさんいるビットコイン!少しでも知っておくともしかしたら良いことあるかもよ?って話をこれからするよ

 

 

 

ビットコインとはそもそも何か?

 

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ビットコインとはブロックチェーン・テクノロジーを採用した最初の仮想通貨になる


ビットコインは実は人間が発行しているわけではなく、あらかじめ世界に存在する量が決められている

 

日本の通貨である「円」でいうところの発行量

 

ちなみに日本円の発行量は日銀が供給量をコントロールしているがビットコインは最初から上限が決まっている

 

イメージでいうなら金(ゴールド)のデジタル版

 

よく色々なメディアで出てくるビットコインの山はあくまでも「イメージ」であり、実際にはデジタルなので形はない

 

「ビットコイン」の画像検索結果

 

 

マイニング(採掘)って何をするの?

 

「ビットコイン マイニング イラスト」の画像検索結果

 

なぜ金(ゴールド)に例えたかというとマイニング(採掘)という作業により新規発行が行われているからだ

 

ビットコイン(Bitcoin)を生み出す採掘(マイニング)【bitFlyer】

ビットコインは、一定期間ごとに、すべての取引記録を取引台帳に追記します。その追記の処理には、ネットワーク上に分散されて保存されている取引台帳のデータと、追記の対象期間に発生したすべての取引のデータの整合性を取りながら正確に記録することが求められます。

その整合性を取る作業はコンピューターによる計算で実現できるのですが、膨大な計算量が必要となります。分散されて保存されている1つの大きな取引台帳のデータも、追記対象の取引のデータも、すべてを正確に検証してから追記しなければならないのです。

そこで、ビットコインでは、この追記作業に有志のコンピューターリソースを借りています。余っているコンピューターの計算能力を借りることによって、膨大な計算を行い、みんなで共有する1つの大きな取引台帳に追記を行っているのです。

この追記作業の手伝いをしてくれた人、追記作業のために膨大な計算処理をし、結果として追記処理を成功させた人には、その見返りとしてビットコインが支払われます。つまり、追記作業を手伝ってビットコイン全体が健全に運用されるようにがんばってくれたことへの報酬として、ビットコインが支払われるのです。

この報酬は、新たに発行されたビットコインによって支払われます。つまり、通貨の新規発行がこの瞬間に起こるのです。

ゲームをしていてもいいし、ネットで遊んでいてもいいのに、わざわざ膨大な計算を行ってビットコイン全体の発展に貢献してくれた人へのささやかな感謝の形が、新規ビットコインの発行なのです。

 

これでも、う~んよくわからんってなるだろう


さらにイメージしやすいものでいうと「ネットゲーム内での通貨」みたいなかんじ


あれはそのゲーム内のみで使える「仮想」の「通貨」


ビットコインもそれと似ていて、ビットコインをゲットできたら、


ビットコインが使えるところで、物やサービスを買うことができる


しかも現実の世界でだ


もちろん厳密にいえばネット内での通貨とビットコインは異なるものだが今はイメージとしてネット内での通貨みたいなものと思ってほしい

 

あれ?そういえば電子マネーとかもそんな感じだよね?って思った人もいるだろう

 

「ビットコイン」と「電子マネー」との違いは? 

 

利用者からみると、どちらも電子的に処理されておりネットや、カードでピッという感じで似ている

 

しかし、電子マネーを使用するためには、事前にカードへチャージ(入金)する必要がある

 

そうすることで入金した額を買い物などに使用することができ、わざわざ財布からお金を出す必要がないというのが電子マネーの仕組み

 

支払い時にポイントがつく場合もあるが、それは電子マネーを発行している会社独自のサービスであり、「円」という枠からは出ていない

 

つまり、電子マネーは価格が固定されている

 

では、ビットコインは価格が固定されていないのか?

 

 

そう、実は固定はされていないのだ

 

 

その実態をこれから見ていこう

 

 

ビットコインを始めてみたいけど、どうすればいいの?

 

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ビットコインは主に購入サイトを通じて入手することが可能

 

購入サイトは主に「取引所(交換所)」と「販売所」との2種類がある

 

何もない状態からビットコインを始めてみたいと思ったら、「ビットコイン取引所(交換所)、または販売所」から購入するのが最も適切な最初のステップだ

 

ビットコインを入手する方法はそれ以外にもいくつかあるが、基本は取引所(交換所)や販売所を使って行うものとなっている

 

 

取引所や交換所と呼ばれるものは、同じことを意味しており、以下、取引所と交換所をまとめて「取引所」と呼ぶ

 

取引所でのビットコインのやり取りは、株式の売買に似ている

 

すなわち、ビットコインを買いたい、売りたいという人が注文を出し、売買で価格が一致するときに取引が成立するという方式となる

 

販売所と比較するとこのような違いがある

 

1.誰と売買しているのかが分からず、取引に参加している顧客間で売買をする
2.売買注文の板情報に出ている取引価格と数量で売買が可能

 

では、取引所と販売所では、どれくらいの価格差があるのだろうか

 

下のキャプチャは、Zaifのホームページから引用して加工したもの

 

取引所

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販売所

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販売所で売買する場合、キャプチャをとったときには以下の価格で取引できる

 

これは1BTCあたりの価格(BTCはビットコインの単位)

  • 購入価格:308,123円
  • 売却価格:301,914円

仮に、1BTCを買った直後に1BTCを売る場合、6,209円損をする

 

この差をスプレッドといい、この差が業者の収益の源泉となる

 

同時刻において、取引所の価格は以下の通りとなる

  • 購入価格:304,985円
  • 売却価格:304,860円

販売所と比較すると明らかであるが

 

「取引所は、販売所よりも安く買えるし、高く売れる」ことが分かる

 

スプレッドはわずか125円しかない

 

一見して販売所で取引する価値は全くないようにも見える

 

しかし、取引所では売買可能数量が限定的なのに対して販売所での取引の場合、もっと多額でも可能

 

このため、まとまった取引で確実に売買したい場合は、販売所の利用が選択肢となる

 

そうでないなら当然、取引所の利用が有利となる

 

Zaif(ザイフ)を利用する

 

 

Zaifの特徴としては、現物の取引手数料がマイナス0.01%であることと、アルトコインをそれなりに取り扱っているところ

 

他の取引所と比較し初心者に優しい制度が多い

 

例えば、国内最大手のbitFlyerが取引手数料0.01~015%のところ、Zaifは取引の手数料がマイナス0.01%で、取引のタイミングが分からない初心者でも買いや売りをしやすい環境にある

 

取引手数料がマイナスということは手数料がかかならいどころか逆に取引ボーナスが貰えるということだ

 

取引が分からない人のために、銀行引き落としによるコインの積み立てというシステムもある

 

この制度を利用すれば、売買が分からなくてもコインを買うことができ、Zaifの口座アカウントに反映させることが出来る

 

Zaifに口座開設

 

 

 

Coincheck(コインチェック)を利用する

 

日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

 

Coincheckが他の取引所と比較して特徴的なのは、アルトコインの取り扱いが多いこと 

 

国内の取引所と比較して、最も多くの仮想通貨を取り扱っているのが、Coincheckの大きな魅力の一つ

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また不正引き出しに補償を用意しておりセキュリティの高さも

www.nikkei.com

国内大手の仮想通貨取引所ビットフライヤー(東京・港)とコインチェック(東京・渋谷)は個人のIDやパスワードなどを第三者に悪用され、利用者が取引所に保有する口座から通貨を盗まれた場合の被害を補償するサービスを始める。同サービスは国内初。国内では4月に法規制が始まり仮想通貨の取引所が増える見通し。利用者保護を手厚くし、安心して利用できる環境を先駆けて整えていく。

 

また、Coincheckが打ち出しているサービスで面白いのが「貸仮想通貨」

coincheck.com

Coincheck貸仮想通貨サービスとは?

「貸仮想通貨サービス」とは、お客様の保有する仮想通貨について、お客様と当社が消費貸借契約を締結することによって、一定期間当社がお預かりし、契約期間満了後にお預かりした仮想通貨と同量・同等の仮想通貨をお返しするとともに、一定の料率で計算した利用料をその仮想通貨でお支払いするというサービスです。

 

 

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【概要】

仮想通貨の貸付数量に応じて利用料をお支払いします。

【貸付開始日】

貸仮想通貨の申込みののち、当社承認後、貸付が開始されます。貸付総額、期間によっては、当社から承認がされない場合もあります。

【利用料付与日】

利用料は、仮想通貨返却時に、お客様のアカウントに一括して付与します。

【ご注意】

・本サービスは、資金決済法に基づく仮想通貨交換業としてのサービスではありません。したがって、本サービスで当社が借入れる仮想通貨は、分別管理の対象とはなりません。

・仮想通貨の価格は、常に変動しており、貸付時と返却時では価格が異なるため、お客様は仮想通貨の価格変動リスクを負うことになります。

・貸仮想通貨サービスをご利用いただくに当たり、当社と締結いただく契約は「消費貸借契約」であり、無担保契約です。従って、当社が破綻した際は、お客様の貸付けた仮想通貨が返還されないなどのリスクを負うことになります。

・当社が借入れた仮想通貨に関しては、指定された期間が経過するか、当社が返却するまでは、売却及び他への送信はできません。

・本サービスは預金商品ではなく、預金保険の対象ではありません。

【利用例】

ビットコイン・10BTCを年利3%で90日間貸出した場合
[10BTC] × [0.03] × [90日間] ÷ 365 = 0.0739726BTCが利用料として支払われます

 

 

 

このサービスは仮想通貨をCoincheckに一定期間預ける事を約束することで金利を仮想通貨で受け取れる、というもの

 

ビットコインを保有しているが当面売ることはないだろうという層には貸し付けることで運用が可能となる

 

 

 

 Coincheckに口座開設

日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

 

 

 

 

bitFlyer(ビットフライヤー)を利用する

 

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

 

bitFlyerは、日本の取引所の中で最も資本金の多い企業(資本金80億超)である上、安全面に配慮した取り組みを多く行っている企業

 

信頼度が高く、取引所の閉鎖やトラブルといった問題が起こりにくい、安定した環境で取引をできるというメリットがある

 

またCoincheckと同様に不正引き出しに補償を用意している

 

bitFlyerで他の取引所と違い面白いのが「ビットコインをもらう」というサービス

 

bitFlyer 経由でインターネットサービスを利用するとビットコインをもらうことができるサービスのことだ

 

無料会員登録や資料請求をはじめ商品購入や、カード発行、口座開設等たくさんの種類の広告があり、bitFlyerを経由して購入や発行をすればビットコインがもらえるというもの

 

 ポイントサイトで人気のあるハピタスなどと同じような仕組みであるが、そのポイントがビットコインで貰えるということだ

 

 

bitFlyerに口座開設

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

 

 

まずはどの取引所で始めるのか?は悩ましいところではあるが、正解は全ての取引所で口座開設をするのが望ましい

 

各取引所での本人確認にはおおよそ一週間ほどかかるため、始めたくてもすぐには取引が開始できない

 

もし、Zaifで積立をやってみたい、Coincheckでさまざまなアルトコインを買ってみたいなどと思ってもすぐには始めることができないのだ

 

後で述べるが取引所で保有しているビットコインは別の取引所に移すことが簡単にできるので最初にどの取引所を使っても軸足を移すことは簡単なのだ

 

この点は株式売買と違い大きな魅力かもしれない

 

 

また、あわせて行っておきたいのが住信SBIネット銀行への口座開設

 

国内主要取引所である「Zaif」「Coincheck」「bitFlyer」における振込先口座は全て住信SBIネット銀行となっている

 

そのため、他行では「有料」となる振込手数料が「無料」となる

※各取引所からの出金時には住信SBIネット銀行口座同士でも手数料が取られる

 

また、他行では不可となる夜間や土日祝日の振込(着金)も対応しているのも嬉しい

 

以下バナーより、住信SBIネット銀行に口座開設可能となっている

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 ビットコインの仕組みってどんななの?

 

 ビットコインを調べると必ず出てくる「サトシ ナカモト」の名前

 

まずはここから話を始めよう

 

ビットコインの生みの親とも言われるサトシ ナカモトの論文とはいったいどのようなものなのか

 

彼の名前は多くのフィンテック業界のプレイヤーや投資家達の関心と謎を呼ぶ

 

ビットコインはもともとネット上に上がってきた一つの論文がもとになって開発された

 

その論文をもとに世界のエンジニアが分散型プラットホームによる決済システムであるビットコインが作られた

 

2008年に論文が発見されて2009年にビットコインシステムは稼働

 

ビットコインのシステムは8年間経った2017年現在未だに破壊されたことがない

 

サトシ ナカモトが注目される理由は、それらを開発した功績はもちろんであるが、なにより彼の正体が全くの不明な点にある

 

サトシ・ナカモト - Wikipedia

 中本 哲史[注釈 1](なかもと さとし、英文表記:Satoshi Nakamoto)は、ビットコインプロトコルと参照ソフトウェアBitcoin-Qtを作ったことで知られる人物の称する氏名。本名かどうかも含め、当該人物の正体は不明。2008年、metzdowd.com内の暗号理論に関するメーリングリスト[2]に電子通貨ビットコインに関する論文を発表し始めた[3][4]。2009年にはビットコインのソフトウェアをネット上に発表し、ビットコインの最初の採掘を行い[5]、運用が開始された[6][7]。
中本は他の開発者とともにビットコインのソフトウェアのリリースに寄与し続け、それは彼のチームやコミュニティとの接触を次第に控えるようになる2010年半ばまで続いた。この頃、彼は次第にソフトウェアのソースコードリポジトリの管理などをギャヴィン・アンドレセン(英語版)に任せるようになり、やがてプロジェクト管理までをも引き渡した[8]。また同じ時期、 Bitcoin.orgなどといったいくつかのドメインの管理をビットコインのコミュニティ内のメンバーに引き渡した。
中本は約100万BTCを所有していると推測され、これは2013年12月時点の相場で11億USドルに相当する額である[9]。

 

一見すると日本人の名前のようではあるが、存在は未だに謎に包まれており日本人なのかはおろか個人なのか組織なのかも分かっていない状態だ

実は、日本人ではないというのが通説で、その理由としては論文に日本語が使用されていない事やイギリス英語が流暢である為等が挙げられている

 

そんな謎の存在サトシ ナカモトが提唱したビットコインの仕組みを見ていこう 

 

誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性 | TechCrunch Japan

 

まずは今の世の中のお金の流れだ

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通常、お金は政府が発行しており銀行は、政府の許可をもらって銀行業を営んでいる

 

そしてお金を使う私たちは「銀行口座」を持っている

 

預けた現金は、実際に通帳にはその金額が残高として載ってるが、実は銀行が企業などに貸し付けて利息を受け取っている

 

銀行はその利息やその他の手数料で生計を立てているのだ

 

ある日、私が友達の口座に1,000円を振り込んだ(振込)

 

通帳の残高は元々1万円あったので振込手数料(500円)が取られて8,500円に減った

 

しかし、その実態は、単に銀行が元帳で

 

「タナカシゲルの残高が1,500円減った」

 

ことと、

 

「タナカシゲルの友達の残高が1,000円増えた」

 

ことを書き込んだだけだ

 

その差分の500円は、元帳に書き込む手数料として銀行のものになる

 

これが一般的な銀行だが、ここで起こっていることの全ては日々当たり前に行われている行為であり、一連のお金の流れは「信用するに足りる」話に聞こえるだろう

 

誰かに1,000円振り込んだら、相手にお金が入って、自分のお金が減る

 

そして銀行に手数料が取られる

 

 

 

では、ビットコインだとどうなるのであろうか?

 

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日本円や米ドルなど法定通貨は中央銀行や国が、クレジットカードなどは金融機関が、責任者となって管理してきた

 

しかしビットコインはそのような管理主体がないのだ

 

ビットコインではP2Pネットワークと呼ばれる分散型ネットワークを使いそれらの管理者がいなくても運用できるようになっている

 

http://orekabu.jp/wp/wp-content/uploads/2017/06/bitcoin-structure4.jpg

 

どこかのサーバーが一元管理をしているわけではないので、取引データの塊は世界中のコンピューターに分散されているということになる

 

「ビットコインの最も良いところは何?」と聞かれたら、真っ先に出てくる答えは

 

P2Pによる非中央集権システムにより「自分で自分の銀行になれる」というところだ

 

これは非常に大きい

 

なぜなら、買い手(振込人)と売り手(受取人)が直接やり取りできるようになったため、既存のインフラ(銀行など)を利用したくない人は利用しなくても良くなった

 

つまり、既存のインフラ(銀行など)が存在しないため手数料がほぼかからないのだ

 

また、これはセキュリティとして非常に優れており管理されているデータ群を攻撃し大量の情報を引っ張り出し盗むことが事実上不可能となるのだ

 

ここで思い出してほしい

 

ビットコインは怪しい?危ない?

 

www.nikkei.com

マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失 

2014/2/28付

 

インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」を運営するMTGOX(東京・渋谷)が28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日受理されたと発表した。債務が資産を上回る債務超過に陥っていた。顧客が保有する75万ビットコインのほか、購入用の預かり金も最大28億円程度消失していたことが判明した。

MTGOXのマルク・カルプレス社長は28日夕の記者会見で「ビットコインがなくなってしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。消失したのは顧客分75万ビットコインと自社保有分10万ビットコイン。金額にして「114億円程度」としているが、他の取引所の直近の取引価格(1ビットコイン=550ドル前後)で計算すると、470億円前後になる。

 

 

ビットコイン取引所マウントゴックスの破綻という最悪のニュース

 

日本に本社を置くにもかかわらず、当時は世界最大のビットコイン取引所だった

 

そのマウントゴックスが、約470億円相当ものビットコインを「盗まれた」と宣言し、その事がたちまちメディアを賑わせた

 

マウントゴックス事件の真相は闇の中であり、いまだに各国の機関において調査が継続している

 

しかし、当初からはっきりしている事実はただ一つ

 

これは単に、ユーザーのビットコインを預かっていた取引所であるマウントゴックスが破綻しただけであり、ビットコイン自体には何ら問題がないということなのだ

 

ところが、ビットコインは「怪しい」、「盗まれてしまう」、「消えてしまう」、「信用できない」といったイメージにつながった

 

むしろビットコインは「取引は全て透明性が高く」、「盗むことは非常に困難」であり、「消したくとも消せない」ものなのだがこの破たんが勘違いを生んでしまったのだ

 

しかし、図らずもこの事件は中央集権型システムの限界を示していることにもなる

 

取引所というのは銀行などの金融機関と同じような中央集権型システムであり、一旦そこに綻びが生じると大きな損害を生んでしまうのだ

 

 「でも、取引所がダメなら結局ダメなんじゃないのか?」

 

こういう声が聞こえてきそうなので、そこは次の話題にバトンタッチしよう

 

 

ウォレットって何なの?

 

ウォレットとは英語で『財布』を意味し、ビットコインなどの仮想通貨全般においても、大方『財布』『口座』のような意味として使われる

 

ハードウェア型・デスクトップ型・モバイル型など様々な形式で存在し、どれもビットコインを紐付けて保存する事ができる

 

だが、「ビットコインはそのまま取引所に置いておけばいいじゃん」と考える人もいるだろう

 

ここまで読み進めて来たあなたであればおそらくそうは思わないだろう

 

そう、ウォレットは、自らの資産を安全に保管してくれるという利点を持つのだ

 

マウントゴックスのような事件があったとしてもだ

 

 

WS000000

 

取引所ではなくウォレットで保管できるということは取引所から保有しているビットコインを自由に引き出せるということ

 

実はこれは取引所間でも同じである

 

上の図のウォレットを取引所に置き換えてもらうと分かりやすいかもしれない

 

ある取引所で購入したビットコインを別の取引所に移すのもウォレットに移すのと同じ感覚で行えるのだ

 

これが先に述べた取引所口座を複数持つことのメリットだ

 

有利な取引所で取引をし、その資産をまた別の取引所で運用なんてことも可能なのだ

 

 

では話を戻してウォレットの種類を見ていこう

 

 

ハードウェアウォレットとは?

 

 最も堅牢な形式のウォレット

 

Ledger-Nano、Trezor、KeepKeyなどの商品が存在する

 

イーサリアムも保管できるのが特徴

下記、二つのウォレットに比べて機能面では劣るものの、安い・軽いのがメリット

 

世界標準のウォレット

取引所Zaifを運営するテックビューロ株式会社が代理店として海外の物を輸入

ビットコインウォレットTREZOR(トレザー) (ブラック)

ビットコインウォレットTREZOR(トレザー) (ブラック)

 

 

手数料を増減させ、場合にあった送金が可能

こちらも、テックビューロ株式会社が代理店として輸入している商品

KeepKey

KeepKey

 

 

 

 ソフトウェアウォレットとは?

 

ソフトウェアウォレットにはいくつか種類がある 

 

ビットコインの保管(ウォレット比較) | Bitcoin日本語情報サイト

自分のコンピュータ上にインストールしてローカル環境で管理できるウォレット

ソフト名 日本語 対応OS 必要ソフト 解説
Bitcoin Core 対応 Win/Mac/Linux - 解説
Electrum 対応 Win/Mac/Linux - 解説
Multibit 対応 Win/Mac/Linux Java 解説
Copay 対応 Win/Mac/Linux - 解説
mSIGNA 非対応 Win/Mac/Linux Bitcoin Core -

 

インターネットブラウザを使用して管理できるウォレット

サイト名 日本語 特徴 解説
Blockchain.info 対応 ウェブウォレットの最大手 解説
Coinbase 非対応 豊富な他サービスとの連携 -
Coinaplut 非対応 ビットコインの価格固定サービス -
BitGo 非対応 マルチシグネチャウォレット -
GreenAddress 非対応 マルチシグネチャウォレット -
Xapo 非対応 デビットカードとの連携 -
Airbitz 非対応 便利なモバイルアプリ -

 

 

モバイルウォレットとは?

 

スマホなどの端末にアプリをダウンロードするウォレット

 

Jaxx

数多くの暗号通貨に対応

ビットコインに加えて7種類のアルトコインを保存できる

Jaxx Blockchain Wallet

Jaxx Blockchain Wallet

  • KryptoKit
  • ファイナンス
  • 無料

 

 

ペーパーウォレットとは?

 

ペーパーウォレットは、ハードウェアウォレットと同じく、高い安全性を持つ

 

ただし問題点も

 

紙を紛失した場合にアドレスを覚えていなければ二度と復元できなくなってしまう

 

bit address

bitaddress.org

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ペーパーウォレット作成方法もまとめられるので興味がある人は見てほしい

bitcoin-newstart.com

 

 

ビットコインは、そもそもどうやって価値があるようにしたのか?

 

先にも述べたようにビットコインを生み出したサトシ ナカモトはビットコインの発行枚数に上限を設けた

 

その枚数は2100万枚


最初はビットコインの存在に気付いた人たちがおもしろ半分にがパソコンのプログラムを使ってビットコインを発掘していた

 

いわゆるマイニング(採掘)

 

全てのビットコインをサトシ ナカモトが自分で管理することも可能だったが、この仕組みを組み込んだことが成功のカギになった

 

当初は普通のパソコンでも一日稼働すれば1BTCほども採掘が可能だった

 

この時点でもまだビットコインの価値はほぼないと考えていい

 

あくまでその仕組みが存在し、機能しているだけだった

 

そしてビットコインがマイナー(採掘者)に振り分けられた

 

ここでようやくマイナーたちはビットコインにメリットがあることに気づく

 

通貨を海外に送金するときにビットコインに交換することで手数料が一切かからないことに

 

すると周りにお金(紙幣)を払ってもいいからビットコインがほしいという人がでてくる

 

そう、ここでビットコインに価値が生まれたのだ

 

そして、2010年に初めてビットコインで買い物が記録される

 

1万BTCでピザ2枚を購入する取引だった

 

1BTCを現在価格の30万円とするとピザ1枚が30億円だった計算になるが、当時はまだビットコインの価値がそれほど認められていなかったのだ

 

www.virtualcurrency.jp

ビットコインとピザ2枚を交換

現実世界でビットコインが初めて使われたのは、2010年5月です。

当時1ビットコインが1セント以下のレートだった時、Laszlo Hanyeczという名前のプログラマーが2枚のピザを1万ビットコインで取引成立させたのが最初になります。

2010年5月17日にビットコインでピザを買いたいというリクエストをビットコインフォーラムに投稿したところ、5月22日に取引が成立しました。

ビットコインピザの日

このビットコインによるピザトレードをきっかけに、5月22日は「ビットコインピザの日(Bitcoin Pizza Day)」と称されており、Lサイズピザ2枚を基準にしてビットコイン価格を示すビットコインピザインデックスも生まれました。

ピザ屋の中にはLaszlo氏のピザ購入を記念してビットコインユーザーのために割引をするところもあるようです。

 

 

ビットコインは投資になるの? 

 

これは少し前の記事になるのだが、現在のビットコインの市場規模を示すものだ

money.visualcapitalist.com

「All of the World’s Money and Markets in One Visualization」の画像検索結果

 

一番上の小さいブロック、それがビットコインだ

 

今はおおよそビットコイン単体で時価総額5兆くらいの市場規模がある

 

かの有名な投資家・資産家であるウォーレン・バフェットのまだ半分くらいの規模なとなる

  

仮にビットコインが今まで信じられてきた日本円や米ドルや中国の元のような通貨にとって代わる可能性を考えるとまだまだ伸びる可能性は大きいだろう

 

NARROW MONEY(狭義の通貨。通常、現金通貨と預金通貨とを合わせたものを「狭義の通貨」と呼ぶ。)は現在、2800兆円ほどの市場規模を有している


ALL STOCK MARKETS(株式等)はさらに大きく膨らみ7000兆円規模

 

BROAD MONEY(狭義の通貨に定期預金や定期積金などの定期性預金などの「準通貨」を含めたものを「広義の通貨」と呼ぶ。)に至っては8000兆円ほどだ

 

世界のお金の総量からするとまだまだ市場規模の小さな世界

 

それが今のビットコインということだ

 

 

仮想通貨ってビットコインと何が違うの?

 

すでにアルトコイン(または、オルトコイン)と紹介してしまっているが改めて説明しておくと

 

仮想通貨とは、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用でき、中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在せず専門の取引所を介して円やドル・ユーロ・人民元などの通貨と交換できるもの全般を指す

 

アルトコイン(または、オルトコイン)とは、alternative coinの略(=altcoin)で、直訳で「(ビットコインの)代わりとなるコイン」という意味である

 

今やこの仮想通貨の種類は600種類以上あると言われている

 

 

テレビでやってたけどビットコインって詐欺?

 

最近、このような報道もあったのは記憶に新しい

www.nikkei.com

仮想通貨 トラブル急増 
ネット上に700種以上 「必ず値上がり」高齢者勧誘 

2017/6/22付
日本経済新聞 夕刊

 

 インターネット上で流通する「仮想通貨」の購入を巡る被害相談が増えている。「必ず値上がりする」と勧誘され、仕組みを理解しないまま高額を支払った高齢者からの相談が目立つ。取引所もなく、売却もできない通貨の購入を持ちかけられる被害も出ている。

 「海外の天才数学者が考えた仮想通貨がある。人気が出て、価値は2倍になる」。首都圏の60代の女性は今年初め、友人に勧められて会った仮想通貨の契約担当者から「今のうちに買えばもうかる。人を紹介すれば、さらに収入が増える」と勧誘された。

 断り切れずにその場で現金150万円を支払ったが、契約書類はなく、業者の所在地も分からない。結局、この仮想通貨を取り扱う取引所は開設されず、「売却することもできない」と途方に暮れる。

 

 

年率730%をうたう商品などがある「HYIP」

 

「High Yield Investment Program 高収益投資プログラム」を指す言葉として、HYIPという略称が現在は定着

 

 

これは先ほど説明したアルトコインの話

doublehash.me

 

詐欺コインの見分け方、7ポイント

①セミナーで勧誘している。または友人から勧誘されている。

②代理店が販売している

③最低購入価格がある

④価格保証がある

⑤買取保証がある/買い取りの事例がある

⑥有名人の名前を出す

⑦日本だけで販売、ここだけで販売

 

 判定ポイント ビットコイン Aコイン Bコイン
①セミナーで勧誘 なし セミナーあり セミナーあり
②代理店制度 なし(公の取引所で売買) その代理店経由のみ その代理店経由のみ
③最低購入額 1億分の1ビットコイン 10万円から 1万円から
④価格保証 なし なし 値下がりしないと断言
⑤買取保証 なし なし あり
⑥有名人 損したひと多数 有名人が投資家に居る 財界人がバックにいる
⑦日本だけ販売 全世界 日本先行販売 いまここだけで販売

 

つまりビットコイン自体は詐欺でも何でもないのだが、それを利用した周辺には詐欺が潜んでいるかもしれないということだ

 

 

終わりに

 

いかがだっただろうか?


現状、日本では流通しているところがあまりなく、使える店舗も限られているビットコイン


しかし、世界的に見ても取引量は年々増加しており、早晩ビットコインの存在はもはや無視できなくなるだろう

 

これからのビットコインの成長を感じれたなら今から始めても決して遅くはない

 

というより、もしかしたら今であればパイオニアになれるかもしれない

 

2017年の終わりには、「今年はビットコインの年だったね」と巷では言われてるかもしれない

 

 

 

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