素朴な疑問、ビットコインの発行枚数が上限に達したらどうなる?
そう、これみんな考えたことないかな?
ビットコインの発行枚数が上限にまで達した時にはどうなるのか?
今回は知ってるようで実は知らなかったりする、こんな素朴な疑問に答えていこう
- ビットコインは発行枚数に上限があるの?
- ビットコインの発行上限はなぜ2,100万枚なのか?
- 2141年にマイニング(採掘)が終わる?半減期って何なの?
- 上限が決まっていると価値が上がる?
- ビットコイン以外の発行枚数は?
- ビットコインとリップルの発行数、実はあまり変わらないってホント?
ビットコインは発行枚数に上限があるの?
そもそも、「ビットコインの発行枚数に上限?、なんじゃそら?」って人もいるかもしれない
まずはそこから話そう
ビットコインは発行量に「上限」がある
これはビットコイン・プロトコルの発案者、サトシ・ナカモトやその仲間によりビットコインが作られた当初から決められていたものだ
その数量は正確には20,999,999.9769BTCとなる
おおよそ2,100万BTCということだ
ビットコインの発行上限はなぜ2,100万枚なのか?
これはビットコイン以外の仮想通貨にもあって、それぞれ上限枚数は違ったりする
何故こうなっているかというと、無限に発行できちゃうとその時の状況で時代(とき)の管理者が無尽蔵に発行しちゃうことを防ぐ意味合いがある
「え?別にいいじゃん、じゃんじゃん作っちゃえば世界中にたくさん普及するでしょ?」
こう考える人もいるかもしれない・・が、しかし・・
そんなことやってると大変なことになってしまうのだ
こんな風に
マネーサプライの増加で通貨の価値が暴落
インフレが起こる原因はいろいろありますが、ジンバブエの場合は複数の原因が同時に、それも大規模に起こっているために、現在のような超インフレになっていると思われます。
一般的にインフレを起こす要因として、マネーサプライの増加があります。マネーサプライとは通貨の供給量で、これが増えると、国内に流通している通貨量が増えたことを意味します。
ここで1つ例を挙げてみましょう。ある国に、1兆円分の通貨と1億個の製品が流通していたとします。それが1年後に10兆円に増えて、その国の製品の量は変わらなかったとします。最初は1個あたり1万円だった製品が、単純に通貨量が10倍に増えたら、値段が10倍の10万円になります。これが、マネーサプライの増加による価格上昇、つまりインフレのメカニズムです。
ある国に1億個の製品と1兆円の通貨が流通していると、単純に割れば1個あたりの価格は1万円になる。
1年後に通貨量が10倍に増えれば、1個あたりの価格は10万円になる。
ジンバブエはここ2~3年、労働者からの賃上げ要求に対応したり、選挙費用を捻出するために、通貨のジンバブエドルを無節操に発行してきました。そのために、物価が極端に上昇したことになります。
つまり、たくさん作っちゃうとそのお金の価値が下がってしまう、今まで100円で買えたパンが1,000円でしか買えなくなる
これがインフレだ
つまり、ビットコインには最初からインフレを起こさない機構を備えさせたということだ
そうなるとじゃあ、2,100万枚ってもう全部刷り終わったの?って疑問が出てくる
2141年にマイニング(採掘)が終わる?半減期って何なの?
さて、ここで発行上限までいってしまった時のことを想像してみよう
2,100万枚のビットコインが世に出回り、いろんな人がビットコインを使う毎日を送っている
今や先進国、後進国ほぼ全ての国で使用することができ、野菜を買うのも、切符を買うのも車を買うのもビットコイン!株式売買、先物取引あらゆる場面に浸透
中には自国通貨にとって替わりビットコインが主流通貨という国も出てきていた・・・※筆者の妄想です
当然、マイニング(発掘)でたくさんビットコインを手に入れて億万長者になった人間も大勢いるだろう!
「そもそもマイニング(発掘)ってなにさ?」って人は過去の記事を読みでほしい
ビットコインの大幅な値上がりで「億り人」になったユーザーもちらほら・・
※億り人とは?…億り人(おくりびと)とは株取引やFX取引で1億円以上の資産を築いた人のこと。相場で儲けた億万長者のことを指す。
あれ?マイニング(発掘)と言えば・・
「マイニング(採掘)ってそもそもビットコインの取引なんかの記録の整合性を取るためにコンピュータで計算合戦をして勝った人に報酬として新規ビットコインを発行するって事だよな??」
「じゃあそもそも、ビットコインの発行が終了した未来ではマイニング(発掘)やる意味ってないだろ?」
「あれ?じゃあビットコインを維持するための取引の整合性を保つ計算は誰がやるの?」
「誰もやらなきゃ取引できないよな・・あれもしかして上限までいったらビットコイン崩壊・・?」
いやいや、そうはならないようにちゃんと設計されてるんだ
ビットコインはマイニング(採掘)で手に入れることができるのだが、実はそれ以外にも手に入れるルートがある
そう、それが普段ビットコインを使うみんなが払ってる「送金手数料」だ
http://jp.techcrunch.com/2015/03/31/bitcoin-essay/
実は、ビットコイン・ネットワークに投げられた送金リクエストは、各ノードにある「プール」と呼ばれる場所に一旦保留される。新規ページに自分が承認したいリクエストを書き込む際に、採掘者は自分が「好きなものをプールから自由に選べる」というわけだ。
ではもし、BくんGくん両方の送金リクエストが届いた時点で、採掘バトラーPくんのページには、もう既に最後の1リクエスト分しか書き込むスペースが残っていない場合はどうするだろうか?
答えは簡単である。Pくんは、手数料ゼロのBくんの送金リクエストを蹴って、手数料0.001BTCのG君の送金リクエストを書き込んでからバトルに参加する。
その結果Bくんのリクエストは、今回のバトルでは無視されてプールに放置されてしまった。次のバトルでページにとり上げられるのを待つしかない。
こんなことが起こる理由は明白だ。自分が採掘バトルに勝って元帳の正規新ページに採用された場合、そこに載せた送金リクエストの手数料全てが合算されて自分のものとなるという取り決めがあるからだ。
Pくんにとって、タダよりも0.001BTCの手数料の方が貴重だ。ちりも積もれば山となる。それに、時々送金の設定をミスって手数料1BTCなんてのも送られてくる。この話、実際に起こりがちだから手数料収入も馬鹿にならない。
勝者には、賞金である実に25BTCという大金が与えられるが、それ意外にも、この手数料収入が上乗せされて発生する仕組みになっているというわけだ。
マイニング(採掘)してる人は「マイニング報酬+送金手数料」もしっかりゲットしている
つまり、ダブルでお金(ビットコイン)をゲットしているのだ
それは必死になってマイニング(採掘)するよね
つまり今後、ビットコインの発行枚数が上限に達した場合はマイニング報酬はなくなってしまうが送金手数料だけがマイナーの手に渡ることになる
マイニング(採掘)は「半減期」というものを迎える毎に徐々に報酬が減ることになっている
ビットコインには、発行にまつわるルールがあり、4年に一回マイナーに与えられる報酬が半分になる
マイナーの報酬が4年に一回半分になるため、その時のビットコインの価値がそのままだと報酬が大きく下がってしまう
でも何で半減期が設けられているんだろう?
コンピューターの処理速度が約2年ごとに倍増していくなら、現在の時間と処理速度で解いたマイニングの価値は半分になる。そのため、半減期というルールが決められたとしています。
この半減期も、そもそもがビットコインの発行枚数に関係しており、上限が2100万枚と決まっているのです。2017年1月時点の総発行数が1600万枚を超えており既に全体の76%ものビットコインが市場に流通している事になります。ただし、ビットコインが全て掘りつくされるのは100年以上後の2141年とされているのは、この半減期に関係しているとされています。
https://yuulog.com/bitcoin-2020/
そう、ビットコインは半減期を何度も迎えながら124年後の2141年に発行が終わる
この先、半減期を迎える毎に報酬が減っていくのでマイナーたちの取り分はどんどん減っていく
つまりどういうことが起こるかというと、マイニング報酬が減るとマイナーの意欲が減る
そうすると、「もうやーめた」というマイナーも当然増えていくことになる
マイナーはどんどん少なくなるがビットコインの発行枚数は上限の2,100万枚に向けどんどん増える
そしてビットコインの普及によりビットコインはさらに活発にやり取りされる
あまりの活況ぶりに計算が追い付かずマイニングプールには未処理の送金が山のように・・
想定できるのはマイニング報酬が減り(なくなり)、手数料だけになると手数料も高騰して・・・それを回避するために分裂騒動が起こり
こんなことを繰り返しながらビットコインは成長していくんじゃないだろうか
実はつい最近、イーサリアムでもこんなことが・・
仮想通貨イーサリアム(ETH)が21日大きく値を下げた。ここ最近、高騰していただけに、警戒を露わにする声も多い。今回相場を下げた要因として、イーサリアムの取引が殺到し、一時的にネットワークが不具合を起こしたためと考えられている。
ただ、確実に言えることはこの記事を見ている君も、書いてる俺ももう2140年頃には生きてはいないだろうってこと
そんなビットコインの創成期に立ち会えたことは実は凄いことなのかもしれない
なんか毎日の値動きに一喜一憂してるのが少し滑稽に見えてくるね
上限が決まっていると価値が上がる?
ジンバブエの例のように、どんどん通貨を発行していくとインフレが起き通貨の価値は下がっていくことになる
そのため、あらかじめ上限の決まっているビットコインにおいてはこのインフレが起きにくいようになっている
さらに、今後ビットコインを欲しいと考える人が増えると、当然上限である2,100万枚の中で取引をすることになる
例えば、日本人だけでビットコインをやりとりするなら約1億人で分け合えば事足りるが、これが世界の人口約70億人が「ビットコインが欲しい」と考えた場合、明らかに枚数が足りなくなる
つまり、欲しい人が増えるだけでビットコインの価値が自然と上がることになる
まだまだ普及していない今だからこそ、28万円程度(2017/7/10現在)でビットコインが手に入るのだ
さらに、別の角度からはこのような予測も立っている
2100年の世界人口は112億人、インドが首位に 国連予測
2017/6/22 0:00
【ニューヨーク=共同】国連経済社会局は21日、世界人口が現在の76億人から2050年に98億人に増え、2100年には112億人に達するとの予測を発表した。24年ごろまでにインドが中国を抜き国別で1位となり、日本は現在の11位(1億2700万人)から次第に順位を下げ、2100年には8500万人で29位になるとした。
経済社会局は最貧国での集中的な人口増加が貧困や飢餓の撲滅などを掲げた国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」履行に向けた課題になると指摘している。
予測によると、2100年のインドの人口は15億1700万人、中国は10億2100万人で、両国だけで世界人口の22.7%を占める。上位10カ国のうち、5カ国をアフリカ諸国が占めた。
世界全体の平均寿命は2015~20年の71.9歳から、95~2100年には82.6歳まで延びる見通し。日本は84歳から93.9歳になる。
女性1人が出産する子どもの平均数については、世界全体で同期間に2.47人から1.97人に減ると予想。一方で日本は1.48人から1.79人に増えると見込んだ。
高齢化も進み、60歳以上の人口は世界全体で50年までに現在の2倍以上、2100年までに3倍以上になるとしている。
・ビットコインの発行枚数上限は2,100万枚(インフレが起きない)
・ビットコインの利用者はこれからさらに増える(パイの奪い合いが起こる)
・世界の人口は爆発的に増加(さらに激しいパイの奪い合いが起こる)
・ビットコイン発案者サトシ・ナカモトはBTCを100万枚(2800億円相当)保有(え!??(´・ω・`))
一番最後が最もびっくりするが、もうこれは価値の下がる要素が見つからないのだ
ビットコイン以外の発行枚数は?
有名どころの仮想通貨を比較してみたが千差万別
中には∞(無限)なんて通貨も存在する
ビットコイン(BTC) → 2,100万枚
イーサリアム(ETH) → 7,200万枚
イーサリアム クラシック(ETC) → ∞(無限)
リスク(LISK) → ∞(無限)
ファクトム(FCT) → ∞(無限)
モネロ(XMR) → 1,840万枚
オーガ(REP) → 1,100万枚
リップル(XRP) → 1,000億枚
ジーキャッシュ(ZEC) → 2,100万枚
ネム(XEM) → 9億枚
ライトコイン(LTC) → 8400万枚
ダッシュ(DASH) → 2200万枚
モナコイン(MONA) → 1億512万枚
ビットコインとリップルの発行数、実はあまり変わらないってホント?
ビットコインを購入すると分かるが、ビットコインの最小単位は1BTCではない
小数点以下が存在するのだ
これは他の仮想通貨でも同様で、小数点以下の単位で購入することができる
そのような特徴がある中でこのような意見もある
実はビットコインとリップルの総発行数は50倍しか変わらない
ビットコインの総発行数が2,100万BTCであるのに対し、リップルは1,000億XRPです。一見総発行数は約5,000倍違うかのように見えますが、しかし事実は異なります。なぜならビットコインは、小数点8桁まで分割出来るのに対して、リップルは6桁までなのです。つまりプログラム内で発行出来るデジタルデータ上の総発行数は約50倍しか変わりません。小数点をどこに置くかによって印象が変わるだけであり、一般の人はなかなかその点に気が付きません。
これはなかなかの盲点ではあるが、たしかに仮想通貨によって小数点以下の桁数は違ってくる
単純に発行枚数上限だけでその通貨の価値は計れそうにはないようだ
ビットコインやアルトコインの発行枚数が分かれば値上がりも予測できる!?時価総額との関係
NEMやモナコインを購入するなら手数料が低いZaifがオススメ!!
仮想通貨の初心者なら迷わずここ! 1,000円からスマホアプリで簡単に売買ができる
coincheckは何と言っても取り扱いコインの種類が豊富!!
BTCやETHはもちろん、XRP、ETC、LTC、DASH、XEM、FCTなど主要通貨を網羅!
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