ビットコイン大暴落!!もし、そのときバフェットが仮想通貨をやってたとしたら!?
ここにきて大きな仮想通貨市場の暴落
順調に推移してきたビットコインを始めとした仮想通貨の値上がりの反動だろうか
含み益が大きく目減りした人も多いだろう
ただ、こういう時こそ慌てず冷静に状況を理解することが必要かもしれない
今回は暴落した時にこそ必要な観点を「かの有名な」投資家の投資手法をヒントにして考えてみよう
「かの有名な」投資家だったらどうするの!?仮想通貨の世界
アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善活動家であり、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めるウォーレン・バフェットだ
米投資家バフェット氏「ビットコイン、通貨でない」
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は3日、米CNBCテレビに出演し、インターネット上で流通する仮想通貨ビットコインについて、「通貨とはいえない」との見方を示した。値動きも非常に荒く、「10年、20年後に見かけなくなっても驚かない」と話した。
ウクライナ情勢の緊迫化について聞かれると、そうした地政学リスクは株式投資を回避する理由にはならないと述べた。同氏は、マクロ経済の状況には振り回されず、企業の本質的な価値を見極めて投資する手法を貫く。3日のテレビ出演時もその姿勢を維持し、有事の際も、株式のような生産的な資産を超長期で保有したほうがよいと述べた。
のっけから本人に手厳しい批判を食らってしまったわけだが、あくまでバフェットの投資スタイルに学ぶということで、このまま続けることを許してほしい
ということで、もし仮にバフェットが仮想通貨をやってたとしたらどう立ち回るだろう・・という話!
まずバフェットの有名な6つのルールを紹介しよう
1.税引き前利益が75百万ドル(1ドル=120円換算で90億円)以上の企業
2.継続的に利益を生み出している企業
3.従業員数が少ないかもしくは借金が少なく、ROEが高い企業
4.(有能な)経営者がいること
5.単純な事業
6.(適切な)値段
うーん・・・、これはほとんどの仮想通貨には当てはまらないようだ
どの仮想通貨がどれだけの利益生み出してるというのは調べてもなかなか出てこない
これに関してはほとんどの仮想通貨プロジェクトがまだ何の実績もないスタートアップである事が大きいだろう
そして、有能な経営者というのも現状ではなかなか見分けるのが難しい・・・
バフェットの投資哲学(エッセンス)から学ぶ仮想通貨界隈の心得
ということで、バフェットの6つのルールを仮想通貨の世界に適用するのはちと難しいのでその前段である投資哲学(エッセンス)を見てみよう
「株は単純。みんなが恐怖におののいているときに買い、陶酔状態の時に恐怖を覚えて売ればいい。」
これは今現在の仮想通貨市場が「まさに」といった感じだ
ビットコイン価格が信じられない勢いで上がってきたこの数か月が「陶酔状態」とするなら、暴落が始まっている今は「みんなが恐怖におののいているとき」と言えるだろう
全ての資産をビットコインやアルトコインにするのではなく、暴落時に大量投入できるよう、ある程度はフィアット(現金)として残しておき「みんなが恐怖におののいているとき」に備えて体制を整えておくことは重要かもしれない
お次はこれだ、
「喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない。」
値上がり幅が大きいアルトを保有して「一気に億り人に!!!」なんて人は多いとは思うが、今回ばかりは悲惨な目に遭い、考え方を変える必要性が出てくるのかもしれない
周りの意見に流されて安易に手を出すのではなく、徹底的に調べて「この仮想通貨は10年先も持っていたい」と思えるものを選定すべきなのかもしれない
「分散とは無知に対するリスク回避だ。だから勝手知ったる者にとって分散手法はほとんど意味を成さない。広範囲な分散投資が必要となるのは、投資家が投資にうとい場合のみだ。50から75の銘柄管理は私の手に余る。ノアの箱舟の投資をすれば、結局は動物園みたいなありさまになるだけだ。私は数銘柄を大量に持つのが好きだ」
「多くのプロの投資家や学者たちが、毎日の株価に一喜一憂しています。しかし、株価やマーケットの動向を、毎日、毎週、毎月追うことで、投資が成功するとは、私は考えていません。株はそのビジネスの一部分でしかないからです。注目すべきは、株価ではなく、事業そのものでなくてはなりません。常に株券ではなく、ビジネスを買うという投資姿勢が必要です。」
これも考えさせられる人は多いだろう
いろんなアルトコインに手を出し過ぎて保有数だけは多いとかね・・・
まずは、自分の保有している仮想通貨がどういう用途に使われるのか?
本当にその事業はこの先、5年も10年も続いていく可能性があるのか?
を考える必要性があるかもしれない
と言っても、分散保有している通貨の動向や日々の値動きを急に見るなと言われてもなかなか 離れることは難しい
この機会にビットコインやブロックチェーンの基礎をもう一度確認する作業をやってみるのもいいかもしれない
最後にサクサクっと読めるビットコイン関連の書籍を紹介しよう
オススメ書籍の紹介
いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン(大塚雄介)
なにかと話題のコインチェック、この本はそのコインチェック創業者が執筆したブロックチェーン入門だ
コインチェック事件で印象は最悪かもしれないが、ブロックチェーンの入門書としてかなりオススメな本である
全くの初心者にでもわかりやすい表現で非常に理解しやすい
億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨1年生の教科書(ポイン)
この本でしか読めない情報があるわけではないが、仮想通貨界隈の話が上手くまとめてあって読みやすい一冊
イベントは2017年の話が中心であるが、仮想通貨が盛り上がる仮想通貨元年にその世界に身を置いていた著者が感じた事柄が分かりやすく経験談として語られている
仮想通貨は何となく敬遠してたけど・・という人には仮想通貨の世界に親しみを持ってもらえるかもしれない
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