タナカシゲルの仮想通貨ブログ

仮想通貨ブロガー・投資家。IT→保険業界へ転身、保険系ブロックチェーンを中心に呟く。あとは個人的な雑記など。内容や更新頻度などは期待しないで。

8月1日ついにビットコインキャッシュ誕生、今後は?

ビットコイン運命の日、2017年8月1日に何が起こったのか!?

 

多くの人がビットコインの今後を一番考えた日かもしれない

 

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が、ビットコインのブロック高478558よりソフトウェア・クライアント「Bitcoin ABC」でビットコインキャッシュのプロトコルに切り替わったことが、8月1日22時半頃に確認された

 

つまりビットコインのハードフォークが起きてビットコインキャッシュが正式に誕生したことになる

 

そして、日本においても新通貨「ビットコインキャッシュ」の取引が今日から始まった

 

午前6時頃から現物取引が開始され、初値は2万円ほど・・その後は一時6万円まで急騰したが、今のところは4万円前後での動きしているような状態

 

ビットコインキャッシュとは?

 

どのような意味を持つのか?

 

ビットコインとの関係はどうなる?

 

様々な疑問が浮かんでくるが、とりあえずはおさらいとしてここまでの流れを見ていこう

tanakashigeru9.hatenablog.jp

 

 ビットコイン キャッシュの登場?

 

一方で、当初の8月1日の話には全く無かった話が急きょ浮上もしているのだ

 

「ビットコイン・キャッシュ(Bitcoin Cash)」による分岐である

 

中国マイニング企業ビットメイン(Bitmain)とビットコイン・アンリミテッド(BU:Bitcoin Unlimited)をベースとする一派が、ビットコインからスピンオフを行うというのだ

 

ビットコイン・キャッシュは決済システムとしての規模を追求する方針で、ブロックサイズを8MB(メガバイト)に拡張し、上限をマイナーの合意で変更できる仕組みを備える

 

Bitcoin Cash | Home

f:id:tanakashigeru9:20170722102116p:plain

 

 

ただし、この分岐はすぐさま危険であるという見方をされてない状態でもある

 

双方のチェーンは二度と交わることなく完全に別れることができるような策(リプレイプロテクション)が施されているようで、ビットコインや取引が消えたりするようなことはあまり考えられないとの見解だ

 

各取引所やその取引所が加盟している関連団体もこのように発表している

 

 

 

Bitcoin Cashを取り扱う場合の流れ


Bitcoin Cashの取り扱いについては弊社にて状況を判断後、対応を検討いたします。

取り扱いの対応を行う場合、以下の条件に当てはまる方には分岐日時において保有しているビットコインと同量のBitcoin Cashを付与いたします。

 

 

 

 

Bitcoin Cash(BCC)の分岐対応について


BIP148(UASF)による8月1日の分岐(ソフトフォーク)の可能性はなくなりましたが、新たにBitcoin Cashと呼ばれるコインが、ビットコインからハードフォークし分岐が発生する可能性が出てきております。

この場合、新しくブロックチェーンが形成されることになるため、ビットコインと同数のコイン(BCC)が新たに発生します。

ビットバンクは、これに対し以下のとおり対応致します。

 

 

BCCのハードフォーク日時予定


8月1日(火) 21:20(JST)に予定されております。 
詳細は http://bitcoincash.org/ をご確認ください。

 

 

分岐したコインの付与について


Bitcoin Cash等の分岐計画によりビットコインが複数に分裂した場合、お客様が停止時点で保有するBTCと同数のコインを、8月2日以降に全額付与します。

 

 

8月1日に予期されるビットコイン分岐危機に向けた対応について(その2) – 日本仮想通貨事業者協会(旧 仮想通貨ビジネス勉強会)

 

3. その他


 8月1日に予想されるハードフォークが発生した場合には、ビットコインに加えて同数のビットコインキャッシュが発行されることとなりますが、新たに発行されたビットコインキャッシュの保有者が誰になるかは各会員とお客様との間の契約に基づき決定されますので、お客様ご自身が8月1日時点でどの程度ビットコインキャッシュを保有することとなるかについては、会員が発信する情報等により、ご確認ください。

なお、この分岐によってビットコインの価格が必ずしも半分になるわけではなく、一方、ビットコインキャッシュの価格が必ずしも分岐前のビットコインの価格の半分から始まるわけではありません。

この分岐の後、双方の仮想通貨は、それぞれ別の仮想通貨として独自に価格が形成されますので、お客様の保有資産の総評価額がどのような額となるのかは予想が困難です。

 

 

これを受け巷では様々な反応が起こっている

 

 

 

 

 

 

取引所 Bitcoin Cash
bitFlyer 付与
bitbank 付与
BItPoint 付与
Coincheck 検討中
Z.com 検討中
FISCO 検討中
Zaif 記載なし
FireX 記載なし
みんなのビットコイン 記載なし
quoinex 記載なし

検討中が多く、中にはBitcoin Cashについて記載されていないところもありました。

記載なしと書かれているところも、もしかしたら口座開設者には個別で通知していたり、ホームページのわかりにくいところに書かれていて自分が見つけられなかったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ここまでが分裂前までのおさらい

 

ビットコイン誕生前の値動き

 

ビットコインが分裂しビットコインキャッシュも同じだけ手に入ると踏んだ大勢の人がビットコインに流れ込み暴騰状態

 

 

ツイッター上ではプチお祭り騒ぎといった様相になっていた

 

 

ビットコイン・ビットコインキャッシュの現在の値動き

 

ビットコインは暴落せずに踏みとどまる

 

ビットコインとビットコインキャッシュを両方手に入れた後、売り払ったり、アルトコインに乗り換える動きがあるだろうというのが分裂前の大方の予想であったが見事な裏切り展開となった

 

ビットコインとビットコインキャッシュはそれぞれ価格を維持し堅調な推移をしている

 

 

ビットコイン(Zaif)

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ビットコインキャッシュ(Bittrex)

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この様子に困惑する人も多数出てきている

 

 

 

 

 

 

 

両方が価値を維持してくれることは良い裏切りではあるので喜ばしいが、そうも言っていられない状況がある

 

 

ビットコインキャッシュ実行も支持がわずか1%

 

btcnews.jp

Bitcoin Cashを動かすBitcoin ABCクライアントが、本流のブロックを拒否し、実際にハードフォークを実行しているために起こる。したがって、クライアント上において「分裂」していることは確かだ。

その一方で、「ビットコイン分裂」と言うからには明らかに欠けているピースが、いまだにはまらない。

ハードフォーク以後にBitcoin Cashで生成された、新しいブロックだ。これが生成されなければ分岐が起こったとはいえず、単にビットコインのハッシュレートが一時的に減少したという事実だけが残る。

ViaBTCが運営するマイニングプールのデータによれば、Bitcoin Cashに当てられているハッシュレートは70~90P Hash/s(ペタハッシュ毎秒)で、ビットコインが抱える6.3E Hash/s(エクサハッシュ毎秒)に比べると、1.5%にも満たない計算力となる。(ViaBTC

ビットコインのブロックはおよそ10分に1度生成されるように難易度が調整されているため、1.5%のハッシュレートしかもたないBitcoin Cashは、12時間(720分)近く採掘しなければ新しいブロックを1つ生成することができない。Bitcoin Cashには新しい難易度調整アルゴリズムが内蔵されているが、それにしても6ブロック採掘しなければ調整も起こらない。継続は絶望的だ。

 

jp.reuters.com

BCCの創出を主導したのは中国に拠点を置くマイナーのグループだった。ただ仮想通貨データ提供会社によると、いざふたを開けて見ればBCCを支持するマイナーがごく少数しか現れず、最初のBCCが採掘して生み出されるまでに6時間近くを要した。

 

別の仮想通貨DASHの開発運営を手掛けるダッシュ・コアのライアン・テーラー最高経営責任者(CEO)は、BCCが短命に終わる可能性もあると指摘。「BCCは取引規模拡大(への対応問題)を解決していない。単に台帳を少し大きくしただけで動き出したものの、利用者がずっと多くなることに適用できる信頼性の高い技術を欠いている」と話した。

 

 

 

つまり、なにが起こってるかというとビットコインキャッシュは今後の実用性や信頼性が低い状態にも関わらずなんとなく値段が付いてるということだ

 

これはビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCC)のハッシュレートを示すもの

 

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https://pool.viabtc.com/

 

誕生から数時間が経過しているが、ビットコインキャッシュはまだ4ブロックしか採掘できていない

 

ビットコインとは明らかに差がついてしまっている

 

ライトコイン(LTC)まで含めるとさらに分かるが、もう誰も掘って(マイニングして)いないという状態になっている

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ビットコインキャッシュの問題点

 

今回のハードフォークでは国内の取引所を含む、多くの取引所がビットコインのコピーであるビットコインキャッシュを同量配布することを発表した

 

これは対応しなければ多くのユーザーがビットコインキャッシュを配布しない取引所から逃げることになるので仕方のないことではあるが、それこそがビットコインキャッシュが価値を持ってしまった要因かもしれない

 

マイナーはより価値の高いビットコインを優先的にマイニングしていることは既に結果として表れているが、これを盛り返すことはビットコインキャッシュにはそうそうできないだろう

 

また、ビットコイン開発陣と袂(たもと)を分かつ今回のビットコインキャッシュ誕生は、その開発陣のサポートを一切受けることができないというのも見過ごせない

 

どんなに優れたF1マシンであっても乗り手が不得手(ふえて)であるならば速く走ることはできない

 

見た目は同じであってもその内実は天と地ほどの差があるのだ

 

今回の騒動でこの内情は既に周知の事実として広く知られている状態にある中で、今後ビットコインキャッシュを決済手段として導入したいと思う企業は現れるのだろうか?

 

 

 ビットコインキャッシュを保有して続けることの意味は?

 

ビットコインの方では今後の動きとしてNY協定の合意履行が待っている

btcnews.jp

 

バリー・シルバート率いるDigital Currency Group(DCG)は23日、ニューヨークで開かれたConsensus 2017に合わせて、最大手マイナーBitmainを含む21カ国56社で合意しハードフォークを実行すると宣言した(Bitcoin Scaling Agreement at Consensus 2017)。

合意に至ったハードフォークの元になるのは、RSK LabsのSergio Demian Lernerにより3月31日にメーリングリストで提案された「Segwit2Mb」と呼ばれるアイデアだ。これは、Segwitがアクティベートに至れば、6ヶ月後にブロックサイズを2MBに拡張するコードを予め約束事としてソフトウェアに組み込むというもの。Segwitのアクティベートに難航し、BitcoinUnlimitedによるエマージェント・コンセンサスの危険性も指摘された今、バリー・シルバートが旗印を掲げたことで、マイナーや事業者の支持を一身に集めた格好だ。

同協定は元々のSegwitアクティベーションに必要だった95%ではなく、80%の支持を得ることができればSegwitの有効化が確定する。

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おおよそ2017年11月であるに行われるとみられているが、この際にもしまたビットコインが揺れるような問題が発生した場合にはビットコインキャッシュへの流れが出てくるかもしれない

 

 

もし、ビットコインキャッシュがその時まで存在すればの話ではあるが・・

 

 

2017年12月のビットコイン分裂スケジュールについてはこちら

www.tanakashigeru9.com

 

 

 

 

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